メディア系の展示ものに行くと
いつも思うことがある。
ああ、これも。これも。これも。
一度は考えたことあるなあ。思いついたことあるなあ。
きっとみんな誰しもそうなんだろう。
自分の底の浅さにうんざりする。
それで、やろうとしていたことになえたりもする。
当たり前なんだけど、思い続けることとか
念じ続けることとかが難しいけれど、その持続力が、
モノに乗り移るというのは間違いなくて
昔よりもたくさんのスキルを求められて
大量の発信をし続けないと暮らしていけない
今の人々のクリエイションは、本当にしんどいと思う。
つぎ、つぎ、つぎ!と追い立てられすぎてて
なんか出品作品も息苦しくて、抜けた感じのがなかった。
にしても、大賞にwiiが入ってた。
DSといいwiiといい、身体にいち早く戻った任天堂。
すげえな。小さな身体が見せたブレイクスルー。
日本の奇形な頭がよく現れたプロダクトだと思う。
ほんとにあんまりグッとこなかったなあ。
これから、メディアって何だろう?ってことになる気がする。
2008年2月19日火曜日
ひとつでもひとつでも「横山大観/新たなる伝説へ」
ひとつでもいいから、芸術というものを
残したいと、ひたすら絵筆を取り続けたらしい。
横山大観という人。
もちろん、ものすごい政治力もあった人だから
きれいごとばかりでなく、ばっちいこともたくさんやって
芸術の世界で一流となり得たことは
間違いないのだけれど、
なんだろう?こうやって集まったのを見ると
本当に必死になってあがいているのが分かって
ちょっと胸が苦しくなる。
もう十分に地位を確立したであろう時代に
まるで見当違い?とも思える画風のモノを
がつんと描いてみたり、信じられない大作を
精根尽きはてる程の設計図と筆力で描き切ってみたり。
見ただけの感想で言えば、
なんともデザインな「群青富士」。
長い長い一巻にこの世に流れる
気を全部閉じ込めようとした「生々流転」。
日本の景色の魅力を瞬間密封「四時山水」。
そして、究極にとことんまで売れること
人気なものを考えたコンシューマー商品「海山十題」。
やっぱり、何はともあれ「海山十題」が
僕にとっては大観だった。
残したいと、ひたすら絵筆を取り続けたらしい。
横山大観という人。
もちろん、ものすごい政治力もあった人だから
きれいごとばかりでなく、ばっちいこともたくさんやって
芸術の世界で一流となり得たことは
間違いないのだけれど、
なんだろう?こうやって集まったのを見ると
本当に必死になってあがいているのが分かって
ちょっと胸が苦しくなる。
もう十分に地位を確立したであろう時代に
まるで見当違い?とも思える画風のモノを
がつんと描いてみたり、信じられない大作を
精根尽きはてる程の設計図と筆力で描き切ってみたり。
見ただけの感想で言えば、
なんともデザインな「群青富士」。
長い長い一巻にこの世に流れる
気を全部閉じ込めようとした「生々流転」。
日本の景色の魅力を瞬間密封「四時山水」。
そして、究極にとことんまで売れること
人気なものを考えたコンシューマー商品「海山十題」。
やっぱり、何はともあれ「海山十題」が
僕にとっては大観だった。
2008年2月12日火曜日
すごいシルバー支持「母べえ」
なんか久しぶりに見た、老人の群れ。
渋谷なのに。しかも、みんな少し迷ったらしく、
口々に「渋谷は怖い」みたいなことを言っていた。
で、映画館はギッシリ。
なんだろう?一生懸命生きることを知るためには
もうあの戦争に戻るしかないのだろうか?
でも、確かに、そういう気持ちになる。
この時代に生きているんだから、自分はなんと幸せかと。
本当に淡々と淡々と、涙のきっかけすら淡々と、
大仰なシーンはないだけに、蝕まれる日常が
明確に掘り下げられていく。
で、ナレーションだけで、さりげなく、
だけど、どうしようなく、身の回りの人が
獄中死し、孤独死し、原爆症で死に、戦死する。
身構えることなんか、一般の人には許されん。
気合を入れることなんかも、隙を与えてもらえない。
ただただ、時代に流される一家族を、同じアングルで
定期観察。そんな絶技。
そして、時代が現代?(戦後)に。
なぜ、こんな無理な時代のスキップをするのかと
正直、まるで分からなかったが、最後の最後の
母べえのセリフのため、それだけのためだった。
そのセリフこそが、この映画のあり方のすべて。
ああ、そうか、それでこの話なのか。
勇ましく、生きる。前向いて、生きる。全力で、生きる。
号泣。
渋谷なのに。しかも、みんな少し迷ったらしく、
口々に「渋谷は怖い」みたいなことを言っていた。
で、映画館はギッシリ。
なんだろう?一生懸命生きることを知るためには
もうあの戦争に戻るしかないのだろうか?
でも、確かに、そういう気持ちになる。
この時代に生きているんだから、自分はなんと幸せかと。
本当に淡々と淡々と、涙のきっかけすら淡々と、
大仰なシーンはないだけに、蝕まれる日常が
明確に掘り下げられていく。
で、ナレーションだけで、さりげなく、
だけど、どうしようなく、身の回りの人が
獄中死し、孤独死し、原爆症で死に、戦死する。
身構えることなんか、一般の人には許されん。
気合を入れることなんかも、隙を与えてもらえない。
ただただ、時代に流される一家族を、同じアングルで
定期観察。そんな絶技。
そして、時代が現代?(戦後)に。
なぜ、こんな無理な時代のスキップをするのかと
正直、まるで分からなかったが、最後の最後の
母べえのセリフのため、それだけのためだった。
そのセリフこそが、この映画のあり方のすべて。
ああ、そうか、それでこの話なのか。
勇ましく、生きる。前向いて、生きる。全力で、生きる。
号泣。
2008年2月10日日曜日
2008年2月7日木曜日
徹底的に自分を愛する「草間彌生~わたし大好き~」
偏見かもしれないが、
きわめて女の子な芸術な生き方がそこにある。
もう、自分を愛して愛して愛しまくる。
「なんて私、すごいのかしら」とつい言葉にして
出してしまう。強みだ。
男子の中にとことん女子にだらしないたぐいの
芸術家がいるように
女子の中にこういう自己だけを愛情の対象にする
生き様を見せる芸術家がいる。
女の子の、心底での自分への信頼度は
実は、男子よりもずっとずっと強いと
常に思っていて、だからバイセクシャルな男子は
ある意味の強度を持って、もの作りができるに
違いないのだと、勝手に思い込んでいる。
人間か集中して書きまくる線に潜む
信じがたい生命の躍動を捉えた様は
息を飲む静けさの中のざわつきだった。
意外と絵そのもの、本物が見たくなるもんだと
変な感心をしたりもした。
あとは、水玉が好きということを
どんな瞬間に発見し、それを身につけ、
その繰り返しが生活になっていったのかを
知りたいなあと思った。
ちなみにこの人、インタビュアーに
「あなたを動物に例えると何ですか?」と聞かれて
「人間です」と答えるらしい。
見事だ。しかも、そんなバカなことを質問するなと
切れるらしい。
美しい生き様だ。
きわめて女の子な芸術な生き方がそこにある。
もう、自分を愛して愛して愛しまくる。
「なんて私、すごいのかしら」とつい言葉にして
出してしまう。強みだ。
男子の中にとことん女子にだらしないたぐいの
芸術家がいるように
女子の中にこういう自己だけを愛情の対象にする
生き様を見せる芸術家がいる。
女の子の、心底での自分への信頼度は
実は、男子よりもずっとずっと強いと
常に思っていて、だからバイセクシャルな男子は
ある意味の強度を持って、もの作りができるに
違いないのだと、勝手に思い込んでいる。
人間か集中して書きまくる線に潜む
信じがたい生命の躍動を捉えた様は
息を飲む静けさの中のざわつきだった。
意外と絵そのもの、本物が見たくなるもんだと
変な感心をしたりもした。
あとは、水玉が好きということを
どんな瞬間に発見し、それを身につけ、
その繰り返しが生活になっていったのかを
知りたいなあと思った。
ちなみにこの人、インタビュアーに
「あなたを動物に例えると何ですか?」と聞かれて
「人間です」と答えるらしい。
見事だ。しかも、そんなバカなことを質問するなと
切れるらしい。
美しい生き様だ。
2008年2月5日火曜日
全身で生きることには「シアトリカル」
周りの支えが必要で、その支えを引き寄せることすら
才能なのだなあと唐十郎のドキュメント映画を見て思う。
ドキュメントというにはあまりに恣意的な出来事も
たくさんあるのだけれど、なぜか、ドキュメント部分に
キレイに溶け込む、フシギ。
唐十郎の切れ方もスゴイけど周りの支え方もスゴイ。
子供も唐十郎を「アノ人は天才だ」と言うあたり
ちょっとカルトな香りすらある。
でも、やはり、カルトでなくては特異な世界は
生み出せず、継続できず、人には届かない。
時代を動かした異人は、間違いなくその中に
抑えきれない、言葉にはならない、できない
エネルギーが常にもれ出ていて、なんだか
しんどい。
そうでなければ、ならないクリエイションがあるとしたら
本当にしんどい。
唐組は7年いればいいそうだ。まずは、ベースは知る。
で、その上で自分なりの身の振り方を考える。
7年、毎日毎日浸らないと見えない個の世界を持つ男は
やっぱり偉大だと思った。
ああ。
覚悟。覚悟。なんでも覚悟だ。
才能なのだなあと唐十郎のドキュメント映画を見て思う。
ドキュメントというにはあまりに恣意的な出来事も
たくさんあるのだけれど、なぜか、ドキュメント部分に
キレイに溶け込む、フシギ。
唐十郎の切れ方もスゴイけど周りの支え方もスゴイ。
子供も唐十郎を「アノ人は天才だ」と言うあたり
ちょっとカルトな香りすらある。
でも、やはり、カルトでなくては特異な世界は
生み出せず、継続できず、人には届かない。
時代を動かした異人は、間違いなくその中に
抑えきれない、言葉にはならない、できない
エネルギーが常にもれ出ていて、なんだか
しんどい。
そうでなければ、ならないクリエイションがあるとしたら
本当にしんどい。
唐組は7年いればいいそうだ。まずは、ベースは知る。
で、その上で自分なりの身の振り方を考える。
7年、毎日毎日浸らないと見えない個の世界を持つ男は
やっぱり偉大だと思った。
ああ。
覚悟。覚悟。なんでも覚悟だ。
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