女性がアーティストとして生きることが難しかった時代に
女性らしさを武器に勝ち上がったかのような印象だったけれど
観たら、逆に、なんとか男社会に食い込むべく、
徹底的に意味に縛られていて、全然軽やかなんかじゃなく
(説明だと軽やかに様々な境界を超えるみたいに言ってたんだけど)
むしろ、重く飛び立てない悲しい感じの満ちた展覧会だった。
日本のガーリーなものってやっぱり、軽やかさっていう意味では
まるで現れたことのない新種なんだなあ。
ひとりだちすることを強要されない社会って
(しなくても死なないという意味で)
不思議な奇形を生むよなあ、日本。
もうダントツ、カジノっていう作品が素晴らしくて
赤い布が奥の方からゆらゆらと流れてくる様は
本当に血液のごとく紅蓮さで、しかもドロついていて、
自分の中に流れる邪悪なものに包まれてる感じだった。
あとは、黒いシミというやつ。
狭い部屋に黒い羽がふわふわふわふわ漂う。
落ち居着くことなくふわふわふわふわ。
「邪」な感じがまっすぐに感じられる作品に
惹かれたのは、この人の本質が人をまともに観ないことに
あるからじゃないかしらと思った。
2008年10月1日水曜日
人を笑うこと「シャープさんフラットさん/ブラックバージョン」@本多劇場
ニヤッとできる世界をつくるというのが
僕がずっと考えているひとつの理想で
演劇もずっとそんなことを目指してやってて
テレビは仕事なので、全部が全部そうもいかなくて
お金をもらうのも結構神経つかうよなあとか
思ってたりしたけれど、とにかく人を笑うことで
笑いがうまれるのは確かで、そんなことばかり
考えて過ごし続けている人の悲しい人生を
美しく描き出してて、僕はすごく打たれた。
面白いとか面白くないとかいうよりは、
なんか考えた。生き様とか。うらやましいなとも思った。
でも、そこには、ウキウキするようなことなんか
何もなくて、そうかあ、何もないかあなんて
しょぼんともして、忙しい観劇だった。
なんか、ほんと、腹すわったなあ、ケラさん。
それか、もうカスカスなのか?どっちかかなあとか
思ったら、ちょっと怖くもなって、才能の残酷さを思った。
最近のケラさんが舞台に使うノイズが入る映像効果は、
本当に景色があんな風に溶けてみえたら嫌なんだけど
実際に割とそんな瞬間がちょくちょくあって
シンクロできて嫌だ。
僕がずっと考えているひとつの理想で
演劇もずっとそんなことを目指してやってて
テレビは仕事なので、全部が全部そうもいかなくて
お金をもらうのも結構神経つかうよなあとか
思ってたりしたけれど、とにかく人を笑うことで
笑いがうまれるのは確かで、そんなことばかり
考えて過ごし続けている人の悲しい人生を
美しく描き出してて、僕はすごく打たれた。
面白いとか面白くないとかいうよりは、
なんか考えた。生き様とか。うらやましいなとも思った。
でも、そこには、ウキウキするようなことなんか
何もなくて、そうかあ、何もないかあなんて
しょぼんともして、忙しい観劇だった。
なんか、ほんと、腹すわったなあ、ケラさん。
それか、もうカスカスなのか?どっちかかなあとか
思ったら、ちょっと怖くもなって、才能の残酷さを思った。
最近のケラさんが舞台に使うノイズが入る映像効果は、
本当に景色があんな風に溶けてみえたら嫌なんだけど
実際に割とそんな瞬間がちょくちょくあって
シンクロできて嫌だ。
2008年9月30日火曜日
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