このお芝居は、いつも声のことを思う。
妻夫木くんは声が枯れ、音が途切れる。
広末さんは声が細く、場に満ちない。
そういう意味では、堤&深津バージョンが
圧倒的に泣けたなあと思う。
でも、なぜだろう?
有名人というか、いわゆるタレントさんは
ベーシックな役者力を超えて
人の心を打つ瞬間最大風速を示す時がある。
このお芝居でも、限りなく声が途切れていくのに
叫べ、叫べ、でグッとくる。
まあ、野田さんのはめ込み方がすごいのは
もちろんなんだけれど、なんだか
人気者たちの、上ってしまったがゆえに
落ちることがなんだか許されない感じは
人の気持ちを打つのだと思う。
それは、一回、上ってみてみないとわからんし。
どんなにミーハーでも、上ることができない人には
見えない景色というものがあると最近よく思う。
まとまった固まり感は、ちょっと薄かったなあ、
今回のキルは。と思うけれど。
あとは、地べたに座って、当日券を並んだ。
こういうの、いつまでも、できる身体でいたい。
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