2008年2月7日木曜日

徹底的に自分を愛する「草間彌生~わたし大好き~」

偏見かもしれないが、

きわめて女の子な芸術な生き方がそこにある。

もう、自分を愛して愛して愛しまくる。

「なんて私、すごいのかしら」とつい言葉にして

出してしまう。強みだ。

男子の中にとことん女子にだらしないたぐいの

芸術家がいるように

女子の中にこういう自己だけを愛情の対象にする

生き様を見せる芸術家がいる。

女の子の、心底での自分への信頼度は

実は、男子よりもずっとずっと強いと

常に思っていて、だからバイセクシャルな男子は

ある意味の強度を持って、もの作りができるに

違いないのだと、勝手に思い込んでいる。

人間か集中して書きまくる線に潜む

信じがたい生命の躍動を捉えた様は

息を飲む静けさの中のざわつきだった。

意外と絵そのもの、本物が見たくなるもんだと

変な感心をしたりもした。

あとは、水玉が好きということを

どんな瞬間に発見し、それを身につけ、

その繰り返しが生活になっていったのかを

知りたいなあと思った。

ちなみにこの人、インタビュアーに

「あなたを動物に例えると何ですか?」と聞かれて

「人間です」と答えるらしい。

見事だ。しかも、そんなバカなことを質問するなと

切れるらしい。

美しい生き様だ。