自然光がさしこむ展示室を「庭園」にみたてたらしいが
実際に展示されているモノがフィットしない。
そもそも自然光だからこそキラキラするものが
何なのかということが、ばっちり計算されていない。
だったら、別にかっこいいコンセプトとかいらなそう。
企画のための企画というのは、いつも見ていて切ない。
気をつけよう。
自然に憑かれたように描く美術家は多い。
やはり、どこまでも自然は奥深く、論理的でもあり、
想像をはるかに越えていき、で、完全にコピーはできない。
いつ見ても、何度見ても、そこに圧倒的な情報量を持って
育っているから、今のこの時代でも、力があるモチーフだ。
そんな風に、人生のどこかの局面で徹底的に自然と向き合う
作業とか仕事とかしてみないと損するなあと思う最近。
須田さんのやつは、いつも思うけれど、展示室をフラッと
歩く瞬間がいい。一瞬だけ、美術館を忘れる感じがある。
そのへん歩いてる雰囲気は、ちょっとしたハッとする瞬間に変わる。
内海さんのやつは、降ってくる色が気持ちいい。
クリアな彩色が自分の中にワーッと入ってくる
異世界な感じは現実世界では味わえないからなあ。
ニコラ・ビュフは、壁一面の装飾もの。黒と白のコンストラストと
線がうねうねと頭の中に侵入してきて、妙。
「ニコラ・ビュフ」グロテスク
「須田悦弘」ガーベラ
「内海聖史」三千世界・色彩の下
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