宮崎あおいは、まあ何やってもかわいいんだけど
さすがに心動くところはなく、常に悪ふざけ。
まあ、悪ぶる女子もカワイイんだけど、そこまで。
やはり、大人計画の遺伝子はなかなか受け継がれることもない。
あの世界感をポップとともにお届けできる役者陣って
ある意味すさまじい選民機能だなあと思う。
何よりも思ったのは、いつまでも夢追ってても
本人たちとは関係なく残酷に時間は流れてることの切ない中年。
パンクバンド3人のどうしようもない力の入り込みと
空回りっぷりと夢なんか叶うわけないというリアルと。
そのなかで、少しだけ道がひらけるけど
それはエンターテイメントとしてははるかに飛距離が足りない幸せで
そこでよしとしようよとはっきりと現実を思うクドカンの
ふわふわしない根っこの強さとか非情さを感じた。
まあ、話としての面白さとかよりは瞬発力をただただ楽しむ
ショートムービーなので体調よくないと連戦連敗。
笑わないとセンスないもの、みたいな変な空気がよくなくて
終わった後のまわりの最初に何いうかみたいなせめぎあいが
気持ちの悪い感じだった。
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