泣けはしなかった。
でも、クリエイティブな人たちは好きな人が
すごく多くて、ちょっとはっきりは言えない感じ。
ダメでしたとは。
ネット空間と現実とのあり方をすごくうまく行き来してて
とか言われてたんだけど、そうかあと言う気もして、
むしろ、やっぱり現実の気持ちが浅く思えてしまった。
人間がペラペラな感じ?
どうも、時をかける少女(アニメ版)もそうだったけど、
そんなに人間の気持ちがコロコロ変わりすぎるのが
どうも苦手。芯がない気がしちゃう。
そんなんで、寝返るか?とか。
そんなんで、応援する気になるか?とか。
キーパーソンのおばあちゃんはあっけなく死んじゃうし。
それを乗り越えるきっかけが、事件と密接に関わりすぎてて
引く感じ。そのさじ加減が合わないんだと思う。
思い切りべたな方がまだ、すがすがしい。
ちょっとサブカルなかっこよさ残すんなら、
思い切り魂売り飛ばして欲しい。そう思った。
でも、映画館は満員だし、泣いたと言う大人は多いし。
なにせ知識人の評判がいい。たぶん、あれだ。
安心して褒めることが出来るんだな。
と、少しひねくれて思ったりもした。
2009年10月31日土曜日
個人の持ち物?「ベネッセハウス/ミュージアム棟」@直島
基本的に個人の持ち物と考えると
ものすごい事になっている直島。
まあ、会社が持っているんだけど
実際は福武さんの考えひとつで進んでいく。
いやあ、お金があるってすごい。
なんか、こういう住まいと
一緒になっている建物に来ると、
一段とすごさを感じるなあ。
こんな景色の中に、こんな作品を置きたいなあとか
作ってもらいたいなあとか、そんな妄想の中で
世の中と関わることが出来るなんて、素晴らしすぎる。
どうしても、シマ次郎とかと結びつかないんだけどねえ。
あれを生み出しておきながら、文化事業で
こういうことを押し進める理念もある。
よく生きるって難しい。
作品的にはぐっときたのは、ブルース・ナウマンの
100生きて死ねという作品。
ネオンで100個のフレーズがあって、歌ってから死ねとか
食べてから死ねとかが明滅するというやつ。
コンクリートの無機的な空間にじんわりと光る
ネオンが直島という場所でたたずんでいると
ああ、命って明滅してるんだなあと感傷的になったりする。
都会だと、これもまた違うんだろう。感じ方が。
あとは、そこここにある、須田悦弘の野草。
コンクリートの割れ目にそっと生えている。
目立ちたいのか?目立ちたくないのか?分からないけど
とにかく、しっかりと生えているように見える。
完全な石から活き活きと緑が生えているのは不思議。
さらに、リチャード・ロングの十五夜の石の円。
見える海といつかに作られた岩がまるく人の手で
並べられるだけで妙に悠久の時を感じる。
場所の力ってあるなあ。
ものすごい事になっている直島。
まあ、会社が持っているんだけど
実際は福武さんの考えひとつで進んでいく。
いやあ、お金があるってすごい。
なんか、こういう住まいと
一緒になっている建物に来ると、
一段とすごさを感じるなあ。
こんな景色の中に、こんな作品を置きたいなあとか
作ってもらいたいなあとか、そんな妄想の中で
世の中と関わることが出来るなんて、素晴らしすぎる。
どうしても、シマ次郎とかと結びつかないんだけどねえ。
あれを生み出しておきながら、文化事業で
こういうことを押し進める理念もある。
よく生きるって難しい。
作品的にはぐっときたのは、ブルース・ナウマンの
100生きて死ねという作品。
ネオンで100個のフレーズがあって、歌ってから死ねとか
食べてから死ねとかが明滅するというやつ。
コンクリートの無機的な空間にじんわりと光る
ネオンが直島という場所でたたずんでいると
ああ、命って明滅してるんだなあと感傷的になったりする。
都会だと、これもまた違うんだろう。感じ方が。
あとは、そこここにある、須田悦弘の野草。
コンクリートの割れ目にそっと生えている。
目立ちたいのか?目立ちたくないのか?分からないけど
とにかく、しっかりと生えているように見える。
完全な石から活き活きと緑が生えているのは不思議。
さらに、リチャード・ロングの十五夜の石の円。
見える海といつかに作られた岩がまるく人の手で
並べられるだけで妙に悠久の時を感じる。
場所の力ってあるなあ。
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