2009年1月27日火曜日

汐留シティセンター

まずしいの
ぎゅうとつめこむ
しあとるけい

残酷だ「ゾウを食べるには一日一口ずつ」坂知夏@パルコファクトリー

女子が本気で女子であることは、

子供を産んでしまって質が変わるとしたら

あまりにも残酷だ。だけど、もうつらい様子だった。

絵がちっともキラキラしない。

何かに不安がる女子が、必死に輝く東京ガールズの念が

こういう類の人の絵に乗り移っていたんだろう。

明らかに何かしらを、手に入れてしまったあとの

どうしようもなく力が分散していく様子は

絵からするすると光が失われていって、

そこにとどまるパステルは、もうルーティンで、きっと

彼女の目にはもうそんな色には染まっていないであろうことは

明らかなんだと思う。

残酷だ。

村上隆はがんばって受胎告知と描いたけれど、

そんなものはどこにもないし、無理がある。

自分の子供を手に入れて、自分の手の中で大事に大事にしている人が

受胎告知なんか描けるはずがないんだ。どうしたって。

人生、全部まとめてみんな100。どこで幸せ使うかだみたいなのって

妙に芯がある話で悲しいなあ。