人生は変えないお芝居はたくさんあって
とってもいいお芝居だったんだけど、なんかそういう感じ。
でも、少しでも人生に隙間を与えるキッカケを与えて欲しい、お芝居には。
というか、芸術と名のつくものには。
芸術ではなくて、芸能だと割り切るならば、もっともっとシンプルに
楽しませて欲しい。想いとかもまるごと乗せて、
楽に人生をふるわせてほしい。
また、震わせたい。
なんとなく見ちゃったモノで、日常がずれるきっかけが
テレビにもきっとあって
だから、テレビも面白いのだと日々思う。
そして、まだ見捨てられていないのだと思う。
お芝居にしかできないことを、たくさん夢見ていただけに
もっともっと演劇さんには、
刺激ある舞台を生み出して欲しいのだ。
でも、このお芝居は伝われっていう熱はものすごく感じたし、
その熱をうまく消化している感じで、気持ちにグッときた。
でも、気がふれる以外に、今を語る要素ってないのかなあ。
なんか、もう随分長いこと、作者の中に
そこに気持ちを持っていかれている方々が多くて、
正直、疲れてきてる。
携帯小説の方が、リアルな軽薄さがあって
そこにしっかりつかる人がいればいいのにと思う。
今を生きているカルチャーヒーローがいない。
若手と呼ばれる演劇さんたちに。
古典とかじゃなくて、今を、
見たことない世界として、立ち上げて欲しいなあ。
芸能のヒーローが誕生しないかなあ。芸術に逃げ込まずに。
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