子どもの頃は、景色が溶け出して
妙なところにつながっている風に見えたりしたと
思い出した。そんな個展。
森のなかを歩いていると、いつのまにか森の木々と草との
緑がとけあって、なんだかひとつのるつぼになったりして
怖さとか不思議さとか圧倒的に他のものに囲まれる感じが
ポップに描かれていてよかった。
一瞬、高木さんを思い出したけど、空気のキラキラとか
生き物のゆらゆらが高木さんの方が個人的にはぐさっと刺さった。
言い方が悪いけれど、自分にも見える景色はいらないんだなと
個人的に好みなアートが強く提案型であることを感じた。
突然ぽっかりと開くパラレルワールドとか
ぐねぐねとうずまく先にあらわれるもうひとつの現実とか。
いつのどの瞬間を切り取ったりしたものなのかが
なんとなくでも感じることができたら、もっと楽しめたと思う。
いろいろいっても作品は好きなんだけど。
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