今、どっとピカソものが来ているんだけど、
最後までピカソの手元にあったものが多いだけに
びしっと最後まできてるなあと感じるものばかりではない感じ。
なんかさぐってるなあとか移動中だなあとか
だから面白いっていうのもあるんだけど、浴びるように美ではない。
まずは、国新美から。ピカソの最初から終わりまでを一気に
見ていくんだけど、用意された縦軸は女性関係。
確かに女が変わるとハッキリと変わるんだけど、
もっと思ったのは、本当に現代美術で生きていくっていうのは
世の中がどんな空気なのかを明確に貫くことが大事なんだなあと
いうこと。マスとのコミュニケーションが長けているから
ピカソってすごかったんだなあ。圧倒的な器用さで今、その時に
求められているものの100点満点を作りまくる。
で、時代がまたものすごい勢いで動き続ける。
前の世紀とは次元が違う。嘘みたいに手のひら返しの連続。
あとは、ピカソの立体を捉える力ってダントツ凄いと感じて
絵よりも僕自身は3次元ものがグッとくることに気づいた。
これは収穫。
形の捉え方、線への置き換え方が生々しくて、
見えない線を見つけ出して違う立体がボロって出てくる感じは
快感に近いもんがある。
女の頭部(フェルナンド)
バスの瓶、グラス、新聞
バイオリン
座る女
人物
女の頭部
マリー=テレーズの肖像
ドラ・マールの肖像
泣く女
髑髏
鳥をくわえた猫
雌ヤギ
椅子
カンヌ湾
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