2008年7月13日日曜日

「Heavenly Star/元気ロケッツ」

ノリを失わない「JUNO/ジュノ」

すがすがしい映画だった。どこまでも。

映画じたいは、高校生が妊娠しちゃうってことなんだけど

それをじめじめ描かない。現実に突き進む。説教とかない。

そうなのよ。

中絶とかより、妊娠ポップ。逆に養子とかあるから、今の世の中で

よかったじゃないって、そうだよ、そうだよと。

主人公の周りの人の描き方が、巧妙なのにリアル。

深刻ぶらずに、いい軽さで、人生と向き合い、

関係し、前に進んでいく。

ダイアローグが優れている映画だった。

高校生で妊娠したって、軽口たたけ!

相当厳しくったって、適当にボケまくれ。

へなへなしてるくらいなら、テキパキしてみる。

とにかく、相手に本気でぶつかれ。まっすぐ喋れ。

いろんな活き活き喋りに励まされながら、とにかく前に。

進んでいく強さ、軽やかさ、優しさ。

でも、やっぱり人間は傷ついてて、そこがきゅんともくる。

よかった。