すがすがしい映画だった。どこまでも。
映画じたいは、高校生が妊娠しちゃうってことなんだけど
それをじめじめ描かない。現実に突き進む。説教とかない。
そうなのよ。
中絶とかより、妊娠ポップ。逆に養子とかあるから、今の世の中で
よかったじゃないって、そうだよ、そうだよと。
主人公の周りの人の描き方が、巧妙なのにリアル。
深刻ぶらずに、いい軽さで、人生と向き合い、
関係し、前に進んでいく。
ダイアローグが優れている映画だった。
高校生で妊娠したって、軽口たたけ!
相当厳しくったって、適当にボケまくれ。
へなへなしてるくらいなら、テキパキしてみる。
とにかく、相手に本気でぶつかれ。まっすぐ喋れ。
いろんな活き活き喋りに励まされながら、とにかく前に。
進んでいく強さ、軽やかさ、優しさ。
でも、やっぱり人間は傷ついてて、そこがきゅんともくる。
よかった。
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