2008年11月19日水曜日

表参道

おしゃれだと
にほんいがいの
ことばまう

つまりは写真的な「フェルメール展」@東京都美術館

副題は光の天才画家とデルフトの巨匠たち。

またしても人垣系。本当にしつけの悪いおばさんが多数。

そりゃあ、子供荒れるよ、親がこんなんだったら。

本当にダメだ。美術展にいくたびに思う。

結局は街に座る子たちは、この親を見ていたんだ。

まあ、いいや。

とにかく今見れば、割とドッシリとしてるしなあ、

なんかおお!すげえ!ってなりにくいうまい絵が並ぶ

デルフト派。きっとあれだ、現実をそのまま描くなんて、

意味ないじゃんって思ってたところで、そのまま描いたのが

斬新だったんだなあと、もう、光へのこだわり方とか、

まんま写真とかのライティングで、当時は!!だったんだなあ、

片明かり・・・とか思ったりした。

フェルメールは、なんかびりびりする名作は来てねえのかあと

小品ぞろいな感じ。でも、腐ってもフェルメール。

実は、光とか質感とかもすごいんだけど、見ると驚くのは、

本当に切り取る瞬間が他のデルフトな人たちと圧倒的に違う。

もうそこに人間らしさがだらだらと出てしまう意地悪さ。

からむ男にいやな顔したり、完全に気を抜いた女子の顔とか、

なんだろう人の底が見えちゃう感じをオシャレに描く天才。

たぶんフェルメールはおそろしく性格悪い。

ワイングラスを持つ娘
リュートを調弦する女
ヴァージナルの前に座る若い女