2008年7月16日水曜日

汐留シティセンター

はいらない
ぬくだけぬけろ
どこまでも

好物2人「SISTERS」@パルコ劇場

舞台でみるとぐっとくる、声大好きな

松たか子&鈴木杏がそろい踏み。ということで観劇。

響きがいいなあ、この2人の掛け合いは。

今まで刺さったことなかったんだけど、

長塚圭史ものにはじめてはまる。

家族がテーマってことで、きっとすくすくでは

なかったであろう、彼のゆがんだ感じが見事に

出ていたような気がした。すべて想像だけど。

まるで話したことはないので。仕方がない。

でも、家族に対する深い闇と溝を感じて

それがすべて表現され尽くしているわけではないところが

また病んでいて、すごく楽しく見れた。

やはり、その人がむき出しにきちんとなるお芝居は

人の心をとらえるものだ。勝負してた。

水の音が舞台中を支配して、シンとしたなかに

ぴちゃぴちゃいうんだけど、そういう自然な音の持つ

霊感みたいなものは何故なのか、

人間の肌に染み渡り、脳の深いところに残る。

わざとらしさと憑依するところが混在してる

主演2人もここちよく狂っててぐいぐい見れた。