2009年4月16日木曜日

童話のような

やりとりの面白さって「罪とか罰とか」

ケラの監督作。どのくらいアングルとかの決め方まで

関わっているのか分からないけれど、

ホンは面白いに違いないと思うシーンは結構あって

どこ見てもいい舞台ならもっとゆるく笑いになったのに・・・

と映像になるときのやりとりを表現することの難しさを思う。

もうカット割った時点でなにもかもが分かっちゃうから

そこでこんなこと言っちゃう?

この状況で、そんなことする?

的な意外な展開というような部分がばれていっちゃう惜しさ。

見ないと気づかないんだよなあ、客観的な部分って。

あとはシチュエーションが変わっているのに

その変なセットが作りきれていないのは切ない。

なら、普通のシーンでやっても十分面白かったと思うのに

不思議な署長室みたいなのとか結構悲しい追いつかなさが

あらわになっていて、つらめだった。

成海璃子はちゃんとしてるなあ、コメディもできそうで、

もっともっとはつらつとしてくるととたんにいいと思う。

まだまだしっとりタッチで収まっているので。