まさかの二回目。チケットゲットしてもらったんで、ありがたく。
一回目はすごい前だったんだけどサイド寄りの席で
二回目はド正面。で、これが正解だった。
このお芝居、圧倒的にどうやら正面でできていて、群舞なんかも
照明の具合とかが非常にシビアな当たりになっているから、
芯ずれると、もうまるで良さがでない。まあ、ある意味総合芸術?
演技の方も、がぜんテンポよくなっていて、しかもお互いに安心して
セリフをやりとりしているから、盛り上げポイントでしっかりあがる
ロングランの良さが十分に出ている感じだった。
ただ、泣けないなあ、やはり。
すごさは増していた。世界観とか人が群がる集団心理とか。
でも、おそらく人が固まって何かに向かうことにリアリティがないんだな。
自分のなかで。
だから、そこに恐れとかない。葛藤も感じない。
それで心がぐらぐらしないんだなあ。
うまいなあ、うまいなあと感じる変な公演だった。
最後の2人(宮沢りえ&松たか子)のかけあいがワークショップによる
イメージコラージュみたいになっていて、それがものすごく頭いい感じで
詞として音が気持ちいいわけじゃないのも、後味に大きく響いてる気が。
よかったんですよ。
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