何はともあれ人生を感じるお芝居だった。
時間を感じもした。
ナイロンは上京してかなり初期に見た芝居で
なんだか当時を思い出すと、
とにかくいろいろ影響されて、
それは意識してるとこもしてないこともあって、
でも自分の何かと結びついている感じが
強烈した集団ではあった。
いつしか妙におもしろくなくなって
離れていたのだけれど、今回見てみると、
いやいや、ケラもきっと
いつしか妙に面白くなくなっていたのだろう。
いわゆるナイロン芸風が。集団が。
すっかりかわっていた。
なんだか、人の生き様を語っていた。
レギュラー出演者たちとともに生き時間がすぎてしまって、
自分もなんだか年齢を重ねていて、
ああ、人生は進んでいくなあ。
そんなことばかり感じる変な舞台だった。
よくはないのかも。こういう観劇は
常軌を逸するな。なんか。
ただ、パンチはあった。
思い入れて書くことができる脚本はそんなにない。
ケラの自分の恥ずかしさとかが全面な感じの舞台だった。
よい。
そういうものにわたしもなりたい。
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