2007年11月9日金曜日

本気汁「クワイエットルームへようこそ」

本気汁だ。松尾スズキ。

受けなきゃダメだという本気がまじまじと

にじみ出てて、ああ、この人はまっすぐ向かっていると

打たれて、ほんとうに面白かった。

けど、これは真理すぎて、まっとうすぎて、

なかなか人を選ぶよね。といつもながら思った。

でも、すごいから、世の中には認められるけど

何十億の世界のものと勝負する類いじゃやっぱりない。

「ファンキー」みたときの「世に出るぜ」っていう感じと

近いものを個人的には感じて、

中身的にもまったくもって、余人では表現できないことを

まざまざと見せつけて、こういうことを「凄み」というのだ。

普通は泣けない。ビビる。おそれる。疑う。

こんな世界があるのかと。あるに違いないけど。

右にはオーバードーズの内田有紀を観て号泣している

ひとりのキクチリンコに憧れてる眉毛な女子。

左には柔道部のホモのお二人。(先輩が後輩を誘うの図)

そんな両手に花で、この映画を観るということ自体

なかなかに味わい深い。

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