2008年1月4日金曜日

ばたつかないリアル「げんしけん」

いろんなオタクものがるけれど

ちっともキャッチーなオタクが出てこないのが

この漫画のすごいところ。

ほんと短い時間だけ、いわゆるメディアで語られる

「オタク」になるだけで、あとはさして面白くもない

変に地味な毎日が過ぎていく。

こんなこと書いて、どうなる?的なコミックで

少しだけ気が病む。いい意味で。

オタクって演出し尽くされてて、ちょっとばてる。

見てて、ばてる。もう飽きる。

きっと、オタクと呼ばれてる本人たちがもっとそう思ってる。

でも、それを客観的に見ることができているのに

わずかな隙間時間にギアがはいちゃう感じが

やはり、オタクと呼ばれる人たちの美しい生き様で

グッとくる。そういうちょっとねじれた感じでよかった。

思っているとこを突いてくれる感じだった。

ただ、あまりにも、うねりが少ないので、

まとめて漫画喫茶で読むのは、ちょっと体力が必要。

赤坂のゲラゲラが閉店らしく、悲しい。

ホームグラウンドが。なくなる。

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