2008年3月7日金曜日

圧巻な苦悩「エリザベス/ゴールデンエイジ」

何せ、ヴァージンクイーンを演じる

ケイト・ブランシェットが凄い。

凄いというより、怖い。なんか鬼気迫る演技。

日本でいうと、美輪さん芝居のように凄いとかより

怨念感が前に出てきて、取り憑いてくる感じ。

なんだろう?あれ。ほんとに。

普通にお芝居がうまいとかとちょっと違う感じ。

僕は、ケイト・ブランシェットに詳しくはないけど

そういう苦悩をする感じのバックグラウンドがあるのか?

演技ってそういうのなしで見せるもんでしょ、といえば

そうなんだけど、意外と根っこではその人自身の

バックグラウンドは大事だと思っている方なので

なんか私生活が気になる感じだった。

側近が自分のお気に入りの男性といちゃいちゃしてるのを

ものすごい嫉妬したり、なんでもてないのと裸になって鏡で見たり、

そんなことしながら、その苦悩が顔のわずかな動きと

腕のプルプルした雰囲気とかで楽しめる。

面白かった。人間を見るのがうれしい映画はよい。

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