言われて気がつくことがある。
見せられてハッとすることがある。
ここで並んでいるのは、一見まったく変わらない
人それぞれの食べ残し。っていうか最初気づかない。
なんだ?これ?って感じに、葉っぱとご飯が並んでる。
しかも、食玩で。
考えてみれば、食べ方って本当に個性があるよねえ。
散らかし方とか残し方とか。
この人、他にも寝てる姿をひたすら描いて
屋根一面を雑魚寝模様にしたりしてる。
人の生態の現れる痕跡は日常の中に出るんだなあ。
毎日の生活ってあなどれない。
決して、美しくないけれど、リアルに世界の見方に
響いたりする感じは悪くない。
最近のエルメスのインドビジュアルが大好きなので
まったくこの展覧会とは関係ないけど気分はいい。
日本に来て、食玩見て、心を奪われたインドのアーティストがいる。
日本にいて、そんなことまったく気づかない自分がいる。
どこに世界が切り取られるキッカケが眠っているかなんて
まったく分からない。
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