2008年6月30日月曜日

そういえばのこと「N.S.ハーシャ/レフトオーバーズ」@メゾンエルメス

言われて気がつくことがある。

見せられてハッとすることがある。

ここで並んでいるのは、一見まったく変わらない

人それぞれの食べ残し。っていうか最初気づかない。

なんだ?これ?って感じに、葉っぱとご飯が並んでる。

しかも、食玩で。

考えてみれば、食べ方って本当に個性があるよねえ。

散らかし方とか残し方とか。

この人、他にも寝てる姿をひたすら描いて

屋根一面を雑魚寝模様にしたりしてる。

人の生態の現れる痕跡は日常の中に出るんだなあ。

毎日の生活ってあなどれない。

決して、美しくないけれど、リアルに世界の見方に

響いたりする感じは悪くない。

最近のエルメスのインドビジュアルが大好きなので

まったくこの展覧会とは関係ないけど気分はいい。

日本に来て、食玩見て、心を奪われたインドのアーティストがいる。

日本にいて、そんなことまったく気づかない自分がいる。

どこに世界が切り取られるキッカケが眠っているかなんて

まったく分からない。

0 件のコメント: