2008年7月1日火曜日

資生堂というセンス「椿会展2008」@資生堂ギャラリー

塩田千春、袴田京太朗、丸山直文、やなぎみわ

という4人が「Trans-Figurative」をテーマに制作。

ていうか、もうかなり前の展覧会なんだけど。

塩田千春さんの、ドレスとかをちくちくと

黒い糸で縫って縫って、縫い込んで、

ハコのような中に閉じ込めてしまうやつが、

なんだか最近のむき出しにならない感じと

ぴったりあってて、いい感じだった。

がんじがらめになって、まったく動きもしないのに

しっかり根っこは見えちゃってるんだよねえ、最近。

丸山直文さんはごく普通に直感的に好きで

お家に欲しい感じの作家さん。

毎日毎日眺めていれば、かなり気持ちをなごませて

ゆったりさせてくれることと思う。

ショックを与えてくれる以外にも、こういう作家さんの

存在があることとか、知ることとかは大事だ。

「椿会」は、第二次世界大戦後間もない1947(昭和22)年に
戦時中一時閉鎖されていた資生堂ギャラリーの活動を再開するにあたり
組織されたグループ展です。
資生堂のシンボルマーク「花椿」にちなんで「椿会」と名づけられ
それまで資生堂ギャラリーとの関係が深かった
横山大観、川合玉堂、梅原龍三郎、川島理一郎等、
日本画、洋画の作家17名で編成されました(第一次椿会)。

という立派な資生堂のセンスが脈々と続き

本当にあっぱれだ。意外と資生堂のすっきり甘い感覚が

自分と合うらしく、お家の欲しいアートの作家を

よく見かけるのがここだ。

血って絶やさないことが大事だ。

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