2008年8月11日月曜日

強みとか「キノコ大図鑑/珍しいキノコ舞踏団」@ル・テアトル銀座

ベスト・オブ・キノコ。18周年なんで、っていう

どういうことっていうのも、よいなあと思う。

ベストと言ってみると、未だに力を持っているカラダと

もう力を失っているカラダが混在していて、

いい意味でコンテンポラリーというくくりだけではない

勝負すべき「強み」「普遍性」みたいなものが

感じられて楽しかった。少し悩みらしきものも見えて

とてもとても人間らしいダンスだった。

この人たちは美的センスとかじゃないんだろうなあ。

ノリがしっかりと出ること、うちから動いてしまう幼児衝動。

カッコつけようとした瞬間にシーンがこわれている。

気がする。

ダンスは数観てないので、あまりしっかりと比較はできないけど。

あと、実はその衝動が圧倒的な数を持って

生命力を感じるほどににょきにょきとまるでキノコのように

舞台上をかけめぐることに力があるし、オンリーワンを感じる。

うねるカラダ。切れないけど。

日常の動いてしまうキッカケとか懐かしいあの日のカラダを

思い出させてくれるカンパニーはすてきだし、続いて欲しい。

かっこよさとかでも、面白さでもない、甘酸っぱさが

とてもうれしい、観たい感じなんだなあと今回気づいた。

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