中国のジーンズ工場で働く女子たちを追った
ドキュメンタリー。もう本当に日本をみているよう。
まんま三丁目の夕日の六ちゃんがどっさりいる感じ。
田舎から本当に涙ながらに出てくるのよ、集団就職。
それで、いきなり、がんがん働く。
でも、もうかえれないの、家中の期待背負ってるから。
だから、つらくても、親戚の集まりとかじゃ超明るいの。
こんな風景は、まさに日本でも通ってきたのだ。
最近、思う。何度も何度も人間が歪む社会発展を
繰り返して間違えたなあと感じていても
途上国が先進国へのキャッチアップを果たすためには
同じような過ちをやっぱり繰り返していく。
ひたすらジーンズのほつれを直し続けて
納品が遅れそうだとまったく容赦もなく徹夜徹夜。
田舎から到着するなり、うち、厳しいよ。
徹夜、あるよ。ほんとう、あるよ。と言い放たれる。
カメラあったら、日本の戦後とかもっとひどかっただろうなあ。
すげえ不自然なシーンがたくさんあるなあ、
気持ち悪いなあ、やらせ満載だなあ、アメリカ人やらしいなあと
思っていたら、最後にドカンと当局の妨害で
テープ結構持ってかれちゃってて、その部分を再現したものも
あったんだと。そんだけ、やばいこと起こってるんだよねえ。
こんなデータが出てきます。
●1元(中国の通貨)=約15.6円(0.14米ドル)
●少女たちの時給=0.5元(約7.8円)
●少女たちの月給=200元~500元(3,120円~7,800円)
※工場に入る注文の数によって変わる
●工場で1日に作られるジーンズの平均枚数=3,000枚
※1ヶ月だと9~10万枚
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