2008年10月19日日曜日

もう昔?「YAMANOTE ROMEO AND JURIET/山の手事情社」@すがも創造舎

なんだろう?時間が学生の時から止まっているような

新しいっぽい感じの遅れたものを見た感じだった。

もう、こういうのはビビッドでもなんでもなくなってる。

当たり前に、10年くらい前に先が見えたスタイル?

音が鳴って、グインとみんなで動いて、ぴたっと止まって、

ちょっと音楽のジャンルも幅広くて何でも流れて、

トラス組んで、布張って、タッチ当てて・・・。

かっこいいかもしれないオシャレは、やっぱり時流に乗っていて欲しい。

衣装が数シーズン前のノリだった。刺繍ものとかストライプ。

どうやったって、アートなものは突き抜けて欲しい。

もうどうにも追いつけないほどに、独走して欲しい。

分かる分からないのステージよりも、ドカンと爆弾を落として欲しい。

エンターテインメントなんて言わないで、アートだと言い張って、

そこで腹くくって人を打ちのめして欲しい。

雰囲気だけオシャレな、ノリのものを作っても、

歌舞伎にも文楽にもオペラにも、現代演劇は勝てないさ。

今しかないオシャレを美をグルーブを感じに行ってるのに。

残念。やっぱり変に古典とか解釈してるからじゃないかなあ。

今と結びつけようというのって、見る人にものすごい強いるもの、

いろんな教養とかを。知ってる人たちだけのマスターベーションになる。

その強要は、自分たちがもっともっと時代と向き合って、

うんうん苦しんで、オリジナルと言えるほどのものを

生み出して、それで勝負して欲しいもんなあ。

出来はともかく、タイガーアンドドラゴンの方が肝座ってる。

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