2009年2月11日水曜日

大丈夫じゃない力「大丈夫であるように〜cocco終わらない旅」

編集の怖さばかりを感じる仕上がり。

明らかに見て取れる作為とドキュメントに見せる力量に

やらせとか分からなくする意味ではこういう仕上がりの方が

よっぽど罪だと思う。バラエティ番組のやらせなんか甘い。

人格が神格化されていて居心地が悪い。そんなにいいことばっかな

はずがないじゃんと思ってたら、最後の最後に「拒食症で入院」って

それで今までのコントロールされてきた世界にリアルを持ち込もうって

ずるすぎねえかと妙に感心したりした。手法としてはすごい。

ずるいけど。

女子が勝手に世界背負う感じは巫女さんとかのシャーマンが

昔からその代表でいて、魔女なんかもその類で、生命の源に触れている分

その力にリアリティがあるんだろうなあと思う。

今のロックミュージシャンって、人を自分の言葉で熱狂させて、

そこに音楽がついていて、常人には理解されにくい格好をしていてと

今までの歴史における神がかる人の姿をよく表しているらしい。

その力を利用してお金をもうける感じのことも、ある意味宗教団体と

変わらない、後ろにいる大人たちの気配。

ピュアには泣けない、そんな感じ。

なにせcoccoはやせ過ぎで、かすかに映る唇の震えがリアルに

やばかった。

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