2009年4月5日日曜日

クラクラしたい「ジム・ランビー展」@原美術館

もっとはるかにめまいがするほどに

空間をゆがめてほしかったんだけど

割とシックに、原美術館にはまる感じで

描かれる床の抽象模様たち。

カラフルでサイケデリックなものばかりが

印象に残る人なので、それこそがロック!みたいな

生き様な人なので、ちょっと日本に飲み込まれた?

その景色は浮世絵の海のようで、波間から見える

岩のように、コンクリートでつくられた立方体が

床に転がっている。

よくみると、そのコンクリートブロックには

LPレコードが一緒に封じ込められていて、

その曲のラインアップでもっと世界がひろがるかと

思ってアルバムのタイトルを必死に見たんだけど

その関連性も発見できず。残念。

あれはきっと色あいとかだけで

決められているんじゃないのか?

そうじゃないほうが、はるかにグッとくるのに。

音を想像するだけで、その空間にその音が鳴った様を

考えるだけで、そこにある様が大きく変われば

ぞくっとするんだけどなあ。

なんか、美術館に触発された世界観が

ありきたりすぎちゃって、ちょっとだけがっかりした。

期待感がありすぎたな。

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