2009年7月26日日曜日

超すげえコントでアート「寛容のオルギア/ヤン・ファーブル」@彩の国さいたま芸術劇場

いやあ、すごかった。しびれた。感動した。

今の消費社会ってすごいねって話で、なんでもかんでも

おもしろがっちゃって、本当に僕らは大丈夫なのか?って

ゲラゲラ笑いながら考えて、もはや崩れてしまった

いろんな意味でのバランスをどうやって取り戻すのか?

はたまた、もう取り戻すことなんて出来ないのか?

って、またそれはそれで滑稽で・・・。

妊婦がショッピングカートに乗って洗剤を産んだり

キリストを売り出すためのミュージシャン化マネジメントとか

みんなで何回オナニーできるか大会とか

まずはファックって言って、文句をいってみようとか

そんなどうしようもないシーンなのに、

絶妙に美しく、なぜだか心にしみいるのね。すごい。

笑いってすごかったと、今までのヤン・ファーブルの

心に入ってこなさ加減を思うと、隔世の感。

欲望にひたすら飲まれ続ける毎日のなかで

テレビっていうハコについて、ヤン・ファーブルがいっていて

あれは、見てもらうためなら、タブーなく欲を利用し尽くすから

恐ろしいみたいな話をしていて、確かにと思う。

自分も、ただただ、見てもらうことを考える。

そして、刺激に麻痺していく。そんな側面がある。

麻痺した先に何があるのか?

まだ見て見たいという耐えない欲求がある。

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