庭園美術館はただでさえあるとこにはあるなあ、そして
家柄みたいなものとか富裕層とかいうことを
喉元につきつけられる感じのする建物なのだけれど
この展覧会は、そこに
ティファニーの有名な宝飾品を大量に持ち込んでいる。
そこに永遠にそんなモノ持てない人が
大挙して押し寄せる風情。
どうなの?
でも、まあ、宝石は人を狂わせるなあ。
本当にキレイなのな、有名なやつは。
1個の石をどうはめようかとか必死に考えて
しかも、流行とかものすごくシビアに大事で
心に届く力をどんな風に
小さな世界に閉じ込めるかという
気合とか想いとかが
石にもデザインにもこもってて
すごくよろしい展示だった。
人の心って変わらんのだろうと想うのは
基本的には自然の中から見つけ出す
美に触れている時間が長い。
もちろん流行りがあるから
モダニズムの時代もあるんだけど
ほとんどがとことん自然と向き合う中で
いろんな形を見出している。
流行の動きもあるけれど、そんなものを
超越したところになんだかつかまえるべき「美」が
あるんだろうなあ。
アメリカ人がヨーロッパの伝統である宝飾に手を染め
成功していく。
だからこそ、ティファニーが今の時代を切り開くデザインの
数々を生み出すことができたに違いない。
いつだってアゲインストに何かがある。
ないないに何かがある。
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