東山魁夷の画で、好きな色。
で、日本画の、日本人のデザイン性にうなる。眠ってるその才能。
とにかく目を引くこともないんだけど
嫌いな人もそんなにいないのだろうなあといつも思う
東山魁夷。生誕100年だそうで、東京国立近代美術館にて。
べらぼうに混んでいる。おばちゃんが容赦ない動きを見せる。
で、文句いってる。あの種族は本当にもうダメだ。
まとめて、どばっと見ることで、感じることは多いのだけれど
この人は本当に宗教画の人みたいで、なんとも心が澄む。
できるだけ、我を沈めていくところに、きらっと輝くものが出てくる。
そんな気がした。
画家の人たちの執念は本当に感心する。
何度も何度も同じモチーフに戻ることで、何かをつかむことが多いけれど
今のこの時代の中で、自分が気づかずに追っているモチーフって
あるんだろうかと考えてみる。なかなか難しい。
でも、そういうのも大事な時期に来ている気もする。
何をもって、何を作り、何をどこまで突き詰めるのか?
あとは、ふすま絵の壮大な計画性。10年かけて世界を写し取る。
その精神の置き所に、打たれる。いつみても、あの唐招提寺のふすま絵は
いくらか凄いし、信じる力の行き先を見せてくれる。
あとは、やっぱりいろんな世界を見ることは本当に大事だ。何事も。
深さが変わる。仕事の。
「残照」
「冬華」
「濤声」
「揚州薫風」
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