代々木の丹下建築の脇に現れた
ザハ・ハディドのうねうね建築は
世界各国を動き回り、アートのハコごと
移動する移動型美術展。シャネルがやってる。
しかも、タダ。すごいぞ。シャネル。
MP3プレイヤーをつけて、ナレーションに従って
館内を歩きまわる40分のコンテンポラリーアート体験。
美術館とかのアートとの向き合いとは違う
なんだろう?一言でいうと・・・
好きなもの、こんなの集めた!という自慢を聞く感じ。
非常に悪くない。ただ、アートを見に行くというよりも
その特異な体験をしにいく、シャネルにお呼ばれする、
あくまでもイベントだと思う。
作品にはひたれないし、自分の好きなアングルにも入れない。
だけど、楽しい。むしろ自分を失くして没入すると得する。
明確な意図を持って、こんな風にワタシは見てほしいの!と
主張する美意識が、よい。嫌いな人は嫌いかもだけど。
シャネルのバッグをテーマにずらりとそろったアーティストたち。
荒木 経惟 (日本)
オノ ヨーコ(日本)
ダニエル ビュレン (フランス)
イ ブル (韓国)
ソフィ カル (フランス)
田尾 創樹 (日本)
ロリス チェッキーニ (イタリア)
ヴィム デルヴォワイエ (ベルギー)
レアンドロ エルリッヒ (アルゼンチン)
シルヴィ フルーリ (スイス)
楊 福東(ヤン フートン)(中国)
スボード グプタ (インド)
ファブリス イベール (フランス)
ピエール&ジル (フランス)
Y. Z. カミ (イラン)
デヴィッド レヴィンソール (アメリカ合衆国)
マイケル リン (台湾)
ブルー ノージズ (ロシア)
スティーブン ショア (アメリカ合衆国)
束芋 (日本)
ダニエル・ビュレンの刺青豚。
レアンドロ・エルリッヒの街の映る水溜り。
ブルー・ノージズのダンボール覗いたら裸映像。
そんなモノにグッときた。
まあ、アートとしては、もっといいものが他にもあるけど
建物に入って、音楽にのせて、言葉を聞いて、景色を見る。
一連で楽しめます。こういうイベントは豪華ですごくよい。
自分でも何か作ってご招待したいぐらい。
こういう体験は珍しいからしといた方が、よいですな。
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