2008年6月14日土曜日

珍美体験「シャネル・モバイルアート」@代々木公園内特設会場

代々木の丹下建築の脇に現れた

ザハ・ハディドのうねうね建築は

世界各国を動き回り、アートのハコごと

移動する移動型美術展。シャネルがやってる。

しかも、タダ。すごいぞ。シャネル。

MP3プレイヤーをつけて、ナレーションに従って

館内を歩きまわる40分のコンテンポラリーアート体験。

美術館とかのアートとの向き合いとは違う

なんだろう?一言でいうと・・・

好きなもの、こんなの集めた!という自慢を聞く感じ。

非常に悪くない。ただ、アートを見に行くというよりも

その特異な体験をしにいく、シャネルにお呼ばれする、

あくまでもイベントだと思う。

作品にはひたれないし、自分の好きなアングルにも入れない。

だけど、楽しい。むしろ自分を失くして没入すると得する。

明確な意図を持って、こんな風にワタシは見てほしいの!と

主張する美意識が、よい。嫌いな人は嫌いかもだけど。

シャネルのバッグをテーマにずらりとそろったアーティストたち。


荒木 経惟 (日本)
オノ ヨーコ(日本)
ダニエル ビュレン (フランス)
イ ブル (韓国)
ソフィ カル (フランス) 
田尾 創樹 (日本)
ロリス チェッキーニ (イタリア)
ヴィム デルヴォワイエ (ベルギー)
レアンドロ エルリッヒ (アルゼンチン)
シルヴィ フルーリ (スイス)
楊 福東(ヤン フートン)(中国)
スボード グプタ (インド)
ファブリス イベール (フランス)
ピエール&ジル (フランス)
Y. Z. カミ (イラン)
デヴィッド レヴィンソール (アメリカ合衆国)
マイケル リン (台湾)
ブルー ノージズ (ロシア)
スティーブン ショア (アメリカ合衆国)
束芋 (日本)

ダニエル・ビュレンの刺青豚。
レアンドロ・エルリッヒの街の映る水溜り。
ブルー・ノージズのダンボール覗いたら裸映像。

そんなモノにグッときた。

まあ、アートとしては、もっといいものが他にもあるけど

建物に入って、音楽にのせて、言葉を聞いて、景色を見る。

一連で楽しめます。こういうイベントは豪華ですごくよい。

自分でも何か作ってご招待したいぐらい。

こういう体験は珍しいからしといた方が、よいですな。

0 件のコメント: