懐かしい感じがして、なんだろうと考えたら
これは、間違いなくキャラメルボックスのそれだった。
筋書きのあるドラマ。意外性よりもベタ。まっすぐに青春。
だいぶ前にキャラメルボックスをみて
どうしようなくうんざりしてしまい、かっこ悪いと感じた日から
もう十年近くが経っていて、今回、この東京セレソンを見たら、
まあ、泣ける。泣ける。
そして、泣けるとか笑えるということが
どんなにか大切なことなのかが身にしみて今さらながらに分かる。
満員の客席だもの。
やっぱりせっかく見るなら、何か心を動かされたいんだろう。
美よりも心。アートよりハート。
読み取れ、感じろ、という舞台もあれば、
優しく手を差し伸べてくれる舞台もある。
そんなことをひしひしと感じてしまった。
疲れた毎日には、懇切丁寧なリフレッシュが必要だ。
あのころ、キャラメルボックスで泣けなかったのに
今やセレソンDXで泣ける。やっぱり大きく何か変わったのだろう。
にしても、やっぱりまだまだベタは肩身狭いんだろうなあ。
演劇さんの中では・・・。
しっかりとこういうの認められる懐があればいいのに。
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