豊田ってほんと遠いんだなあ。名古屋から、また遠い。
突然、山ん中にちょっとした街がある感じ。
未来型のトヨタスタジアムとか浮いてる。
そうかあと、ここが世界のトヨタの街かあと。
そんな第一印象。
建物は谷口吉生。どうやら僕はこの人の建物が好きみたい。
見て、いつもいつも打たれる。静かなたたずまいと、緊張感。
日本人っぽい。分かりやすく。
ブラジル美術ってあまり見たことないんだけど、
偏見とか含めて、カラッとしててびっくりする。
いろいろ大変なことがありそうだけど、あの国も、
でも、そんな悩みをぐちゃぐちゃいじらない、底にあるポジティブは、
気持ちよくなる。ああ、国民性ってあるなあ。気候とかも。
好きだったのは、日本人なんだけど「島袋道浩」の作品。
「ヘペンチスタのペネイラ・エ・ソンニャドールにタコの作品の
リミックスをお願いした」
ストリートミュージシャンに自分のタコを釣ったVTRを見せて
それを即興で歌にしてもらうんだけど、その口述伝承で話が
移り変わる様が面白かった。外人のムダな話でも伝説になるんだなあ。
あとは、川内倫子のプリントはさすがの好み。この人のピントぐっとくる。
って日本人ばっかりか。トヨタまで行って。
キアラ・バンフィのうねうねした曲線とキラキラと光が
あわさる感じも好きだった。自然力。
トニーコ・レモス・アウアッドの砂の中にラメをまぜた
これまたキラキラ作品もいつまでも見ていたい感じだった。
この美術館、関係ないけど、食事のコストパフォーマンスが
素晴らしくよいので、要注目。なんであの値段であんなものが
食べられるのか、なぞ。
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