2008年9月21日日曜日

抜けた感じ「ブラジルー日本 きみのいるところ」@豊田市美術館

豊田ってほんと遠いんだなあ。名古屋から、また遠い。

突然、山ん中にちょっとした街がある感じ。

未来型のトヨタスタジアムとか浮いてる。

そうかあと、ここが世界のトヨタの街かあと。

そんな第一印象。

建物は谷口吉生。どうやら僕はこの人の建物が好きみたい。

見て、いつもいつも打たれる。静かなたたずまいと、緊張感。

日本人っぽい。分かりやすく。

ブラジル美術ってあまり見たことないんだけど、

偏見とか含めて、カラッとしててびっくりする。

いろいろ大変なことがありそうだけど、あの国も、

でも、そんな悩みをぐちゃぐちゃいじらない、底にあるポジティブは、

気持ちよくなる。ああ、国民性ってあるなあ。気候とかも。

好きだったのは、日本人なんだけど「島袋道浩」の作品。

「ヘペンチスタのペネイラ・エ・ソンニャドールにタコの作品の
 リミックスをお願いした」

ストリートミュージシャンに自分のタコを釣ったVTRを見せて

それを即興で歌にしてもらうんだけど、その口述伝承で話が

移り変わる様が面白かった。外人のムダな話でも伝説になるんだなあ。

あとは、川内倫子のプリントはさすがの好み。この人のピントぐっとくる。

って日本人ばっかりか。トヨタまで行って。

キアラ・バンフィのうねうねした曲線とキラキラと光が

あわさる感じも好きだった。自然力。

トニーコ・レモス・アウアッドの砂の中にラメをまぜた

これまたキラキラ作品もいつまでも見ていたい感じだった。

この美術館、関係ないけど、食事のコストパフォーマンスが

素晴らしくよいので、要注目。なんであの値段であんなものが

食べられるのか、なぞ。

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