2008年10月3日金曜日

広末涼子がえろいこと「おくりびと」

まあ、本当は泣ける映画で、

グッとくるんだなあ、納棺師の人を看取ることの

潔い美しさがどうにも。

所作とかが徹底的に決まっているものの持つ

ムダをそぎ落としたギリギリした緊張感が

妙に心に残像を残してキレイにおさまる。

茶道とか能とか、そっちの類の音のしない「美」。

死との向かい合い方とか、どうしようもなく

訪れるものをきちんと受け入れていくことが

なかなか今の時代ではナチュラルでないこととか、

親の死に水を執ることの、人生がもう一度

ぶり返してくる感じとか、ひとつひとつ

気持ちは入っていくのだけれど。

どうして、広末涼子はあんなに生々しい感じを

手に入れたのか?と思うほどによろしかった。

えろいのな。

そして、本物っぽいのな。姿たたずまいが。

女子な感じ。

なんだろうなあ、あれは。いろんなバックグラウンドも

あるんだけど、間違いなく彼女の中にも何かが起こった

ような気がする、数年のいろいろで。

力の抜き方が、異常に、何かの憑いたような感じ。

男子を食い尽くすような雰囲気のふにゃふにゃした

にこりと笑う美女妖怪。

竹内結子も戻ってきたが、この人も戻ってきたっぽい。

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