こんな展示
「一人の収集家の視点から」
本展は東京オペラシティコレクションの中から
多様な女性像を展示し、そこから見えてくるものを
浮かび上がらせる試みです。
当館には舟越保武や長谷川潔などの作品をはじめ
多くの女性像が収められていますが、
あらためて女性をモティーフにした作品という切り口で
作品を集めてみると、そこには当コレクションを収集した
寺田小太郎氏の個性が色濃く映し出されていることが
わかるでしょう。
わかる気がした。本当は違うかもしれないけど、
えらく女性に畏怖と尊敬をもっている人だなあと思った。
コレクションの女子がみんな本当にこの世のものとは
思われない怖さ。ほんとぞくぞくする、ほとんどお化け。
男子にははかりしれない神秘的な感じがびっしり。
永遠にわかりえないわなあ、女子の深遠は…
と妙な納得感はあったものの、空間としては落ち着かない。
なんで集めようと思ったのか、まったく謎。
家に置いておいたら、絶対変なものをおびきよせることに
なるってと思わざるを得ない底知れない負のオーラ。
こういう面があるから、人の命を生み出せる機能が
女子には備わっているんだとは思うけど、
ダークな、どろどろとした、血をもてあそぶ、
ある意味では超力強い女子力を全開にして
お届け中でした。まったく落ち着かない。
普通にきらきらぴかぴか可愛い女子が好みな
わたくしとしては、どうにもひかれる作品は見当たらず。
なんだか疲れた展示でした。
でも、好きな人は、本当にずばっとくるんだと思う。
まったくぶれないスタンスはすばらしいなあと感嘆。
拍手。
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