もともと、かなり好きなんだけど、榮倉奈々。
にしても、まあすごい。神がかり。
棒読みなとこもあるんだけど、そこすら、
今の若い子ってこういうしゃべりの子いるなあと
思わせてしまうなりきり具合。
目線の揺らぎ方とかふと立ち止まる瞬間とかの
按配がほんとうに絶妙で、順撮りにしたらしい現場の
作戦がびたりとはまった見事な若者おお化けムービー。
たまにあるんだよなあ、こういうポテンシャルを全部
使い切った感じに仕上がる、若者キャスト映画。
中身はドキュメンタリーでもおなじみで
タイトルもそのものずばりなので、まあ号泣。
よく泣いた。顔洗えるくらい泣いた。
もう榮倉奈々が笑うだけで泣けてくるし、
柄本明がケーキ食べてるだけで涙がどばっと出るし、
瑛太とふたりで自転車乗ってたりするだけで
切なくておいおい泣いた。
ここからは記憶メモ。
切った手術あとを確認するシーンも
将来のお嫁さんに悪いよというシーンも
そのあと、ようやく怖いと泣けてしまうシーンも
沖縄で乳がんの手術痕を瑛太に見せるシーンも
ホームビデオにピースするシーンも
ただただただただ涙。
ベタに浸って泣く夜もよい。それでよい。
ただただ泣いてそれでよい。
ひそかに流行るピースサイン。
日常でもこそこそと繰り出している。
そして、明日が来るならを聞くだけで条件反射で
泣ける自分に、おめでたいと感じる。
でも、それでいい。
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