1年の人件費は160億円だって。
みんな国家公務員で、ちゃんと身分保障。
それで、中で必死に戦ってる。美しいものを作るために。
いやあ、志高くてよいなあ、やはり、それをちゃんと許す
市民も本当に偉い。あれは、守りたいって思うのかな?
日本だと、すぐ生活と関係ないとか言って文句が出て
お金出なくなったりするもんなあ。
それにしても、ダンサーたちのリアルな、飾られない鍛錬がよい。
地味で地味で。だけど、そこからしか生まれないキレとか
ちゃんと見え隠れして、調子いいやつとか悪いやつとかも
残酷に隣り合わせで、生きていかななくちゃいけなくて
そういう本当のガラスの仮面的世界が切り取られていて
ドキドキする。
紙一枚で次の仕事があるかないか分かったり
家柄とか関係なく、その人自身が作った人間関係と実力が
生きる糧を得るかどうかをキワキワで決めたりと
ドロドロの現実を見て取れる。
働いてる人がみんなクセがあって、めんどくさいんだけど、
誇りがあってよかったなあ。
営業みたいな人も「それはオペラ座ではない!」とか
言い出して、外の人にごねまくったり。
愛を感じるなあ、そういう瞬間。
監督は周りから気配を察知されないように
カメラマンと独自のサインを作って撮影したそうで。
覚えておこう。
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