2010年4月21日水曜日

3Dということは「アバター」

とにかく最初は、2D時代の名作という名作を

サンプリングしてしまえということだと思った。

そして、それに気づき、ちゃんと実行し、当てた。

だって、映画史のベスト版のようなもので

切り取る画切り取る画、最強みたいな感じだから。

もはや、オリジナルとかにこだわらず、

いいものはいいじゃないか、みんなの知恵が

結集してればいいじゃないか。おそらくそんなテンション。

意識しているのかしていないのかは定かではないが

意識している方がよっぽど恐ろしく偉大だと思う。

すでに存在する名作クリップの数々が集まることで

そこに生み出されるハーモニーみたいなものが

すさまじいグルーブを生み出すことは

音楽では当たり前になりつつあったけど

文章とか映像だとまだまだオリジナル神話が根強い。

そうじゃないよ、と。いい画はいい画だし、みんな見たいのって

こういうことだよねという潔さ。

そこにひどくココロを打たれた。

話も特に、おお!斬新なんて一個も思わない感じなのに

映像体験として新鮮なのは本当に素晴らしいなあ。

いちいち手前のものをなめていくアングルが多いのは仕方ないか。

なにせ飛び出してくることなんかよりも奥行きが勝負だから

(そんなに画面に向かって何かが頻繁に飛び出してくるのなんか

シーンを考えるだけでも難しいと思う)

仕方なしそうなのだろう。うざいほどに手前を植物が通り過ぎていった。

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