何はともあれ人生を感じるお芝居だった。
時間を感じもした。
ナイロンは上京してかなり初期に見た芝居で
なんだか当時を思い出すと、
とにかくいろいろ影響されて、
それは意識してるとこもしてないこともあって、
でも自分の何かと結びついている感じが
強烈した集団ではあった。
いつしか妙におもしろくなくなって
離れていたのだけれど、今回見てみると、
いやいや、ケラもきっと
いつしか妙に面白くなくなっていたのだろう。
いわゆるナイロン芸風が。集団が。
すっかりかわっていた。
なんだか、人の生き様を語っていた。
レギュラー出演者たちとともに生き時間がすぎてしまって、
自分もなんだか年齢を重ねていて、
ああ、人生は進んでいくなあ。
そんなことばかり感じる変な舞台だった。
よくはないのかも。こういう観劇は
常軌を逸するな。なんか。
ただ、パンチはあった。
思い入れて書くことができる脚本はそんなにない。
ケラの自分の恥ずかしさとかが全面な感じの舞台だった。
よい。
そういうものにわたしもなりたい。
2007年12月14日金曜日
2007年12月8日土曜日
2007年12月6日木曜日
桟敷「ラジオの奇跡」劇団スプートニク
久々に桟敷席に座った。
学生のときは全然へっちゃらだった桟敷席が
非常に辛かった。驚いた。
結構、身体とか曲がんなくなってるし。
日常で知る衰えとかもあるんだなあ。
もっと驚いたのは、それでもいきなり寝たこと。
そんなに疲れているのか?
まあ、お芝居は序盤乗り切るのが
いつの頃からか結構きつくなったんだけど。
最前列でいきなり落ちるとは、失礼極まりなし。
申し訳ないなあと思いながら、必死。
目を開けるので、必死。
そうこうしてると、話がちゃんと進み出して地獄を脱出。
にしても、たまに見る小劇場は。
役者が、近い!(当たり前だが)
中身は、非常に熱く、仕上がっておりました。
旗揚げらしい、力がみなぎる。
ただ、これじゃなきゃってもんが、なかなかないから
この小劇場は難しい。あたりを引くのが。
学生のときは全然へっちゃらだった桟敷席が
非常に辛かった。驚いた。
結構、身体とか曲がんなくなってるし。
日常で知る衰えとかもあるんだなあ。
もっと驚いたのは、それでもいきなり寝たこと。
そんなに疲れているのか?
まあ、お芝居は序盤乗り切るのが
いつの頃からか結構きつくなったんだけど。
最前列でいきなり落ちるとは、失礼極まりなし。
申し訳ないなあと思いながら、必死。
目を開けるので、必死。
そうこうしてると、話がちゃんと進み出して地獄を脱出。
にしても、たまに見る小劇場は。
役者が、近い!(当たり前だが)
中身は、非常に熱く、仕上がっておりました。
旗揚げらしい、力がみなぎる。
ただ、これじゃなきゃってもんが、なかなかないから
この小劇場は難しい。あたりを引くのが。
2007年12月4日火曜日
人の心「世界を魅了したTIFFANY」 @東京都庭園美術館
庭園美術館はただでさえあるとこにはあるなあ、そして
家柄みたいなものとか富裕層とかいうことを
喉元につきつけられる感じのする建物なのだけれど
この展覧会は、そこに
ティファニーの有名な宝飾品を大量に持ち込んでいる。
そこに永遠にそんなモノ持てない人が
大挙して押し寄せる風情。
どうなの?
でも、まあ、宝石は人を狂わせるなあ。
本当にキレイなのな、有名なやつは。
1個の石をどうはめようかとか必死に考えて
しかも、流行とかものすごくシビアに大事で
心に届く力をどんな風に
小さな世界に閉じ込めるかという
気合とか想いとかが
石にもデザインにもこもってて
すごくよろしい展示だった。
人の心って変わらんのだろうと想うのは
基本的には自然の中から見つけ出す
美に触れている時間が長い。
もちろん流行りがあるから
モダニズムの時代もあるんだけど
ほとんどがとことん自然と向き合う中で
いろんな形を見出している。
流行の動きもあるけれど、そんなものを
超越したところになんだかつかまえるべき「美」が
あるんだろうなあ。
アメリカ人がヨーロッパの伝統である宝飾に手を染め
成功していく。
だからこそ、ティファニーが今の時代を切り開くデザインの
数々を生み出すことができたに違いない。
いつだってアゲインストに何かがある。
ないないに何かがある。
家柄みたいなものとか富裕層とかいうことを
喉元につきつけられる感じのする建物なのだけれど
この展覧会は、そこに
ティファニーの有名な宝飾品を大量に持ち込んでいる。
そこに永遠にそんなモノ持てない人が
大挙して押し寄せる風情。
どうなの?
でも、まあ、宝石は人を狂わせるなあ。
本当にキレイなのな、有名なやつは。
1個の石をどうはめようかとか必死に考えて
しかも、流行とかものすごくシビアに大事で
心に届く力をどんな風に
小さな世界に閉じ込めるかという
気合とか想いとかが
石にもデザインにもこもってて
すごくよろしい展示だった。
人の心って変わらんのだろうと想うのは
基本的には自然の中から見つけ出す
美に触れている時間が長い。
もちろん流行りがあるから
モダニズムの時代もあるんだけど
ほとんどがとことん自然と向き合う中で
いろんな形を見出している。
流行の動きもあるけれど、そんなものを
超越したところになんだかつかまえるべき「美」が
あるんだろうなあ。
アメリカ人がヨーロッパの伝統である宝飾に手を染め
成功していく。
だからこそ、ティファニーが今の時代を切り開くデザインの
数々を生み出すことができたに違いない。
いつだってアゲインストに何かがある。
ないないに何かがある。
2007年12月2日日曜日
感覚麻痺「SPACE FOR THE FUTURE」@MOT
ものすごいよかった。得した。
頭にいろんなマッサージ受けた感じ。
副題。「アートとデザインの遺伝子を組み替える」
アートの側がデザインを卑下してただけじゃんと
思うけど、本当のことはわからない。
最近は、できるだけ意味とかは避けて
浴びるように観ることに決めている。
が、きちんといろいろ説明してくれる展覧会で
親切だけど、ちょっと疲れた。
もっと、ぐいぐい文脈とかなしに
脳髄に効いて欲しい。
疲れてるのか?そういうのが欲しい。
石上純也の「四角いふうせん」というのがすごい。
もうばかでかい、ほんとばかでかい1400×730×1280cmという
アルミの風船が1トン近くの巨体をゆらゆら揺らす。
異空間。
こんな景色が観れただけでも、遠いMOTに来たかいあり。
立ち止まらないと感じれない揺らぎもいい。
タナカノリユキ『100 ERIKAS』
沢尻エリカ100変化。やっぱり沢尻かなり可愛い。
単純に。
なんか山岳民族のピュアっぽい、強気な感じが好みな自分を発見。
そういうの気がついたことなかった。
ナースとかより、そっちだった。
エリザベッタ・ディマッジョ。
薄い紙に気が遠くなるほどの、切り絵。
地図を切り抜いているのかと思ったら水生微生物の姿だった。
生きているモノの営みを積んでいくと、同じ形になるのかと驚く。
デマーカスファン
普通の公園にあるようなフェンスの一部を
美しく編みかえた「レースフェンス」
最新のコンピュータを使って彫り上げたのに
なぜか徹底的になまめかしい「シンデレラテーブル」
この人の作品は、街を生きている感じがして好きだった。
オラファー・エリアソンは、
いつか徹底的に考えなきゃいけないくらい
意識の近さを感じる。これは何かある。けど何だ?
21世紀の特徴は、個人が情報化され、価値観も多様化し、一方では多様なネットワークが発達したことです。ここ数年のジャンルを横断するクロスオーバーや創造の動向は、バックミンスター・フラーに象徴されるようなユートピアを目指して諸学が融合した20世紀初頭を想起させます。ただ、大きく異なるのは、私たちの身体や世界が環境、政治問題を含めてより複雑な状況に直面しており、異ジャンルの横断、協働(シナジー)はこの状況を共に生き延びていくための切実な手段の一つとしてたちあがってきている点なのです。例えるなら、バイオテクノロジー、遺伝子組み替えなどの研究が生き延びるための一つの方法であるように。
本展覧会は、これらの表現の新たな動向をアート、建築、ファッション、デザインなど広い範囲のヴィジュアル・クリエイションから選んだ13カ国34アーティスト/クリエイターの作品を通して見せようとする企画展です。SPACE FOR YOUR FUTUREというタイトルにおいて、SPACEは、単なる物理的な空間でなく、自分の身体とその外部を入れ子状に含んだ、一つの環境としての空間を意味しています。領域横断の傾向は多くのクリエイティブな建築家、デザイナー、アーティストにみられ、彼らは一つのヴィジョンのもとに、複数のジャンルの表現手段や方法を自在に操りながら表現をおこなっています。それはDNAの自在なプログラミングに似ています。彼らがこの展覧会テーマに対して、身体や空間に関するさまざまな提案を行います。本展は、マルチ・ディシプリーナリーな創造を提案する都市、東京から発信する新たな文化的マニフェストとなることでしょう
頭にいろんなマッサージ受けた感じ。
副題。「アートとデザインの遺伝子を組み替える」
アートの側がデザインを卑下してただけじゃんと
思うけど、本当のことはわからない。
最近は、できるだけ意味とかは避けて
浴びるように観ることに決めている。
が、きちんといろいろ説明してくれる展覧会で
親切だけど、ちょっと疲れた。
もっと、ぐいぐい文脈とかなしに
脳髄に効いて欲しい。
疲れてるのか?そういうのが欲しい。
石上純也の「四角いふうせん」というのがすごい。
もうばかでかい、ほんとばかでかい1400×730×1280cmという
アルミの風船が1トン近くの巨体をゆらゆら揺らす。
異空間。
こんな景色が観れただけでも、遠いMOTに来たかいあり。
立ち止まらないと感じれない揺らぎもいい。
タナカノリユキ『100 ERIKAS』
沢尻エリカ100変化。やっぱり沢尻かなり可愛い。
単純に。
なんか山岳民族のピュアっぽい、強気な感じが好みな自分を発見。
そういうの気がついたことなかった。
ナースとかより、そっちだった。
エリザベッタ・ディマッジョ。
薄い紙に気が遠くなるほどの、切り絵。
地図を切り抜いているのかと思ったら水生微生物の姿だった。
生きているモノの営みを積んでいくと、同じ形になるのかと驚く。
デマーカスファン
普通の公園にあるようなフェンスの一部を
美しく編みかえた「レースフェンス」
最新のコンピュータを使って彫り上げたのに
なぜか徹底的になまめかしい「シンデレラテーブル」
この人の作品は、街を生きている感じがして好きだった。
オラファー・エリアソンは、
いつか徹底的に考えなきゃいけないくらい
意識の近さを感じる。これは何かある。けど何だ?
21世紀の特徴は、個人が情報化され、価値観も多様化し、一方では多様なネットワークが発達したことです。ここ数年のジャンルを横断するクロスオーバーや創造の動向は、バックミンスター・フラーに象徴されるようなユートピアを目指して諸学が融合した20世紀初頭を想起させます。ただ、大きく異なるのは、私たちの身体や世界が環境、政治問題を含めてより複雑な状況に直面しており、異ジャンルの横断、協働(シナジー)はこの状況を共に生き延びていくための切実な手段の一つとしてたちあがってきている点なのです。例えるなら、バイオテクノロジー、遺伝子組み替えなどの研究が生き延びるための一つの方法であるように。
本展覧会は、これらの表現の新たな動向をアート、建築、ファッション、デザインなど広い範囲のヴィジュアル・クリエイションから選んだ13カ国34アーティスト/クリエイターの作品を通して見せようとする企画展です。SPACE FOR YOUR FUTUREというタイトルにおいて、SPACEは、単なる物理的な空間でなく、自分の身体とその外部を入れ子状に含んだ、一つの環境としての空間を意味しています。領域横断の傾向は多くのクリエイティブな建築家、デザイナー、アーティストにみられ、彼らは一つのヴィジョンのもとに、複数のジャンルの表現手段や方法を自在に操りながら表現をおこなっています。それはDNAの自在なプログラミングに似ています。彼らがこの展覧会テーマに対して、身体や空間に関するさまざまな提案を行います。本展は、マルチ・ディシプリーナリーな創造を提案する都市、東京から発信する新たな文化的マニフェストとなることでしょう
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