当日は豪雨。もう雨雨雨。ザーッと音がすごい。
街中でアート作品をみつけて入る直島。
ほんと突然に出てくるし、町並みに潜んでいる。
素晴らしい。
見つけた古民家に入ると、家の居間に暗い暗いプールが。
その水のなかに沈む、例の1〜9までのデジタルカウンター。
島民の人が、そのテンポをそれぞれに決めたらしい。
めちゃくちゃ早いものから、めちゃくちゃ遅いものまで。
宮島さんの作品って、すごいグッとくる時と
そうじゃない時が激しいんだけど、やっぱりなんとなく
時間軸を人間が分かりやすく感じる時に気持ちに入る。
なんかこの日は雨の音が妙に今の時間を際立たせていて
その今の時間と、今までに刻んできている歴史的な時間を感じた。
しみた。
あとは、たまに水面がゆらりと揺れるのね。意図せずに。
それが、また、人をくらりと翻弄するようで、
命をグラリと揺さぶるようで、普段は見えない時の流れを
意識することが出来た。
生活に潜ませるアート作品は、心に効く。
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