2010年10月5日火曜日

きっと初演の方が…「農業少女/NODA MAP」@池袋東京芸術劇場

いつの話かって、もう3月の初旬の鑑賞。

書き留めるのにも限界があるから、どうにもメモにもひどい。

ああ、もったいない。

深津絵里だったなあ、やっぱりとか。

松尾さんのくだらないギャグが世界を覆い尽くすんだけど

松尾さんの笑いは結構、松尾さんの身体でしか、

もしくは大人計画の身体でしか表現できなくて、

切ないことになっていたりとか、感じたことを覚えている。

覚えているって、どうなんだ?

野田さんの戯曲を遊び尽くした形にはなっているんだけど

まあ、まるで話はごちゃごちゃになっている感じが

さらに増長されていて、ついていくのがやっとやっと。

ただでさえ、話が渦のようになりつつ、気づいたら

その真ん中に吸い込まれているのが気持ちいい野田もの。

細い線を走り抜けるには、いかんせん遊びが多すぎた。

女の子が、世の中の気づかぬうちに?(意図してかもしれないけど)

真ん中にいること、しょせんは聖母のもとに

みんなは集っているのかなあということ、

その女の子が農業という食、生活の中心を目指すこと、

時代は一周してこんなところに戻ってくるのかあと感じた。

にしても、都会に憧れても、そこに何もなく、

キレイな子に引き寄せられても、また何もない。

それじゃあ、オレの手の中にも、何も残らないのか?

ってことなのか?

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