2009年9月16日水曜日

熱気とはこういうことか「エヴァンゲリオン 破」

もうだいぶ、ブログも停滞。

でも、停滞しても、ちょいちょい書くと

結構あとで読んだりするから、がんばって食らいつく。

もう7月のことでかなりうろ覚えなんだけど

この映画の不思議なところは中身よりも

圧倒的に映画館の雰囲気を覚えているところ。

新宿のミラノ座に見に行ったんだけど

あの巨大な映画館がびっしり。しかもほぼ同世代。

10代最後から30代くらいがどっさり。

青年会とかの寄り合いみたいな空気。

しかも、みんなはじまる前からエヴァ雑学を

喋りまくってる。右も左も後ろも前も。

そして、終わると衝撃のカーテンコール。

日本で映画館で舞台挨拶もなく自然に

カーテンコールの拍手が沸くのってはじめて体験。

熱。もう盲目なまでの熱。

中身はエヴァらしい混沌さはなくて、

ちゃんと整理された感情で作られているので

なんかあの頃見た斬新な多重人格ぽい売りは

失われている気がしたけど、その分、

普通の見世物としてのクオリティは高いと思った。

画もよく動くし、カメラワークの奥行きとか

アニメでしかできないし、アニメとは思えないし、

音もがんがん打ちつけてくる。

突然の童謡は、受け止め方微妙だったけど。

まあ、それはいろんなセンスがあるということで。

メガネキャラの女子が出てくるだけど

頭使って生み出されたキャラっぽくて

ぜんぜん魅力的じゃなかった。

あれ、必要だったのかなあ。

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