2009年9月16日水曜日

光るモノが好き「WHITE/鈴木理策」@ギャラリー小柳

どうやら、きらきらするものとか

光るものが好きなのだと気付き始めた最近。

とにかくアートでも光をテーマにしたものに

ぐっと心を惹かれることが多い。

雪をテーマにした真っ白な写真は光に満ちている。

その白い色は、雪そのままを見ても感じることができず

写真になった瞬間に出てくる色で、この人のそういう類の

色はいつもいつも感心する。

なんだかピュアなのだ。

そぎ落とされたすっきりした色を感じることができる。

そういうのがあるから、写真にする意味があるんだと思う。

雪だけを撮っているのに、なぜか崇高な感覚さえあるのは

世界を違って見せてくれて嬉しくなる。

そこに、ほんの少し見える緑の生き生きと生ける姿。

その緑のフレッシュさ、命の力。不思議。

結果として、地球ってピカピカで、そこにある自然は透明で、

生きる命はミラクルだと、静かに静かに

感じることのできる写真たちだった。

ふと見た色は、目に映る以上で、心に残ることがあり

そんな景色を見事に写真に残すことができる写真家が

うらやましい。

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