2009年9月16日水曜日

エロイ話から深い話のギャップ「愛を読む人」

なんかPRはエロイ話っぽい押しだった。

頭よわい30代の女性がインテリ10代の男性に

セックスを教える代償に毎晩毎晩、本を読んでもらうという。

なんだ、その千夜一夜。

まあ、ここまでの設定を聞けば、もう直球エロ映画。

と思って身構えてみていたら、とんでもなく深い話に

なっていく。そんなのありというほどに。

PRは間違ったんじゃないか?

これは、感動涙のストーリーで、たぶん日本人は

そっちの方が好きなんだぞ。たぶん。

後半に入って、時代に巻き込まれる2人の話になり

女性の方はホロコーストの実行犯として戦後つかまって…

という信じられない展開に。ええ!大河ロマン?

で、もともと字が読めなかった彼女が、

かつて彼に聞いた話の本を、必死に繰りながら

文字を覚えて、最後の最後にその文字でラブレターを

書くという、壮絶な50年史。

だった気がする。そういう感じで心に刻まれた。

いやあ、振り幅ってすごい。なんか複雑な気持ちになった。

泣いていいのか?なんなのか?

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