2009年12月15日火曜日

ブームから生まれるブーム「1Q84/村上春樹」

売れに売れて、読んでいる人ばかりで、

それでもやっぱり気になって、読んでみたら、面白い。

ブームといってはなんだけど、新興宗教のあり方とか

人がバラバラと自分の人生だけに責任を持つ感じとか

殺すといくことが割とさらっと起こっていくとことか

財産を持つということが、世間の目に見えにくくなっているとことか

マッサージが重要なところとか

仕事と人生があまりにも残酷にリンクしていくところとか

その仕事が割と自分で選べてしまうところとか

ウソみたいな現実が、すぐ隣に音もせずあるところとか

それなりに小さな仕事にもプライドを持って生きているとことか

大きな権力を持つことが大きなあきらめにつながるとことか

天然な子が不思議なことを見通しているとことか

女子が世の中の軸を動かしているという裏のこととか

とかとか

ブームを読んで読んで、そこから確かに今の時代に

書かれた小説であるということをしっかりと感じることができて

で、ちゃんとブームを生んじゃうすごさ。

感心した。

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