なんか、もう面白いとか面白くないとか
超越し始めているハリーポッター。
普通に成長していく主人公たちのリアルライフも
同じように思春期を通り過ぎ、なんだか恋の揺らぎも
使命感とか運命とかへの抗いも見事に画面に焼き付いていて
本当に楽しめる。
ハーマイオニーは相変わらずポッターに気持ちを
伝えず、その嫉妬っぷりはいい感じにイライラ。
可愛くなった可愛くなった、エマ・ワトソン。
リアルライフも賢くて、よいなあ、こういう同時進行。
やらなくちゃいけないことが決まっている若者たちが
その事態そのものにいらだちとか迷いとか感じるのは
役者たちがこのシリーズを全うしなくちゃいけないことにも
重なって、ムダに思い入れてしまう。
ダンブルドアの圧倒的な力に老いを感じ始めるあたりも
人生の憂いがあって、深い時間の流れがぐっとくる。
どんどんトーンが暗くなるシリーズ。
果たして、どす黒い結末は、映画でどのように描かれるのか?
楽しみだ。
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